鳥のうんちでできた島があることをご存知でしょうか。島は基本的に土地の隆起によってできるものです。
鳥のうんちで島ができるとはどういうことなのでしょうか。
ナウル共和国は太平洋の赤道に位置する小さな島国です。オーストラリアの北東に位置しています。
ではどうしてそんなところにアホウドリのうんちで島が出来たのでしょうか。
アホウドリはもともと海に生息している鳥です。
1日500キロも飛行し、北半球から南半球を行き来しています。
数万年も昔、ナウル共和国があったところはサンゴ礁帯でした。
一日数百キロも移動するアホウドリですが、時々休息が必要になります。
そこで、海面から出ているサンゴ礁帯で休息を取るアホウドリがいました。
アホウドリは休憩しながらたくさんウンチをしました。
そして数万年間、大量のアホウドリがサンゴ礁の上でうんちをすることで、大きな島が出来上がったのです。
ナウル共和国の大きさは21平方キロメートルにもなります。
どれだけたくさんのうんちが溜まったんだとびっくりしますね。
そしてそのナウル共和国は世界一裕福な国だったと言うことをご存知でしょうか。
ナウル共和国の地面からは大量のリン鉱石が発見されました。
リン鉱石は肥料として使うことができるため、世界的に需要がありました。
ナウル共和国の人口10,000人に対し、リン鉱石の輸出による利益はかなり高く、当時のGDPは一人当たり2万ドルにも達していました。
そしてこのリン鉱石が出てきた理由も、アホウドリのうんちとサンゴ礁が関係しているのです。
ナウル共和国は島そのものもアホウドリのうんちでできており、さらにそこに住む人々も、アホウドリのうんちによってできたリン鉱石で生活が成り立っていると言うことです。
まさにアホウドリのうんち様様です。
しかしリン鉱石も採掘し尽くしてしまい、枯渇してしまいました。
リン鉱石が出なくなったナウル共和国は、経済的な利益を失い、いぜんのような裕福な国ではなくなってしまいました。
こんかいはアホウドリのうんちでできた島、ナウル共和国を紹介しました。
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