ミニマリストしぶは登録者数8万人の人気YouTuberです。
2017年から動画投稿を続け、400本以上の動画で総視聴回数は2500万回を突破。
ミニマリストとして無駄なモノを徹底的に省きながら、YouTubeではマキシムな実績を残しています。
ミニマリストとは、不要な持ちものを減らして自分に必要な最小限のものだけで暮らす人のことを指します。「ミニマル:minimal、最小限の」という言葉から派生したと言われています。
ミニマリストは、明らかな不用品はもちろん、壊れているものや使えないもの、期限が切れているものなど、なくても自分の生活に影響がないものを積極的に捨てます。また、1年など自分で期間を決めて、使わなかったもの、着なかった衣類なども処分しながら生活しています。出典:JOBNET
最も人気の動画は「【決定版】ミニマリストしぶが持ってない物・手放した物まとめ」で、60万回再生(2021年1月時点)。
やはり、ミニマリストである彼に求められるのは「どんなモノで生活しているのか?」「モノの総数」「モノの手放し方」など、少ないモノで快適に生きるためのノウハウでしょう。
彼は元々ブログ出身者で、月間100万PVの「ミニマリストしぶのブログ」の内容などを動画にしたものが彼のYouTubeです。
著書「手ぶらで生きる。(サンクチュアリ出版)」は2018年の発売当初、わずか2ヶ月で3万部を突破し、瞬く間にベストセラーに。
2018年には株式会社ミニマリスト(現;Minimal Arts 株式会社)を設立し、個人事業主として独立。
その後もYouTube活動やミニマル商品のプロダクトデザインを手がけるなど、目覚ましい活躍を見せています。
出身は福岡県北九州市で、活動拠点も福岡ですが、この街がまたミニマリスト向きで、キャッシュレスの発展や自転車などのシェアリングをいち早く取り入れており、その住みやすさはしぶさんのYouTubeでも度々紹介されています。
しぶさん曰く、ミニマリストが長く住むなら福岡か札幌がいい、とのことでした。
ところで、ミニマリストとは「単に持ち物が少ない人」だと思われがちですが、実はそうでもないのです。
ミニマリストとは、「無駄なモノを徹底的に排除し、本当に必要なことだけに集中する」人のことを言うのです。
かつてのAppleのCEO、スティーブ・ジョブズを例に挙げましょう。
彼は毎日同じ服を着ていました。「イッセ-ミヤケの黒いタートルネック」に「Levi'sのジーンズ」、「ニューバランスのスニーカー」という出で立ちです。
それは何故なのか?「アイデアが浮かびやすい貴重な朝の時間」に、服を選ぶために頭を使っているのは無駄だ!という考えからです。
これぞ、ミニマリズムの真骨頂です。
単にモノを持たないということではなく、あるモノを持たない合理的な理由が必ずあるのです。
ミニマリストしぶは、このような考えに則り、必要なメソッドをYouTubeで配信しているのです。
Table of contents
ミニマリストしぶの片付けテクニック
ミニマリストしぶのYouTubeは、「モノが多すぎて困っている」「集中力がなくて困っている」「必要最低限のモノで快適に過ごす方法を知りたい」「福岡の良いところを知りたい」…こんな悩みをお抱えの方にオススメ出来ます。
ミニマリストと言えば、真っ先に思い浮かぶイメージは「持ち物が少ない」ですよね。
しぶさんも例に漏れず、220個ほどのモノだけに囲まれて過ごしています。
自分の持ち物の数をカウント出来る時点で、一般人とは一線を画していますよね。
普通の人は、自分が持ってる衣服の数すら正確に把握していませんからね。
持ち物が少ないということは、「捨てる勇気」「捨てる理由」「捨てる技術」を持ち合わせているということです。
例えば、ミニマリストは「日用品のストック」をほとんど持ちません。
具体的には洗剤や歯ブラシなどが挙げられます。
理由はシンプルで、「無くなっても、いつでも何処でも買えるから」です。
洗濯をしようとして洗剤が無いことに気付いても、ドラッグストアもコンビニも営業していますよね。
ストックを置いておく理由など、一切ありません。ただただ場所を取って邪魔なだけです。
「今この瞬間に使わないもの」は基本的に全て無駄です。
買い物の時に「ストックがあるかないか?」を考える瞬間すらムダがあります。
もともと買い置きがなければ、「無くなったら買いに行く」というシンプルな思考で済むわけです。
このような「持たない思考法」が、しぶさんのYouTubeではたくさん紹介されていて、勉強になります。
しぶさんは「捨てる技術」に関しても詳しいです。
「出張ミニマリスト」というシリーズの動画があります。
これは、モノが多くて困っている視聴者から相談が寄せられ、しぶさんが現場に向かい片付けをサポートする、という企画です。
しぶさんは現場に赴き、家主にアドバイスをするのですが、捨てる作業には絶対に手を出しません。あくまで、心理的にサポートするのです。
例えば家主が捨てるかどうか迷っていたら、「迷ったら捨てましょう」とアドバイスをします。
これは、「捨てるかどうか迷うモノは、元々必要ないモノ」という考え方です。
例えば、「スマホを捨てるかどうか」は迷わないですよね?スマホは絶対に必要なモノだからです。
「あまり着ていないTシャツ」を捨てるかどうか迷うのなら、捨てましょう。迷うということは、無くても困らないモノだといずれ気付けるはずです。
このような合理的思考を学べるのが、しぶさんのYouTubeの一番の魅力だと思います。
ミニマリストしぶはいつyoutubeを始めた?
しぶさんがYouTubeを始めたのは2017年。最初の動画は「【VR】ミニマリストが暮らす、四畳半の部屋」で、5万再生(2021年1月時点)。
しぶさんの部屋を、スマホを傾けながら見渡せる動画となっており、面白いです。
その後も「キャッシュレス入門」や不要品買取動画など、ミニマリストらしい動画で再生数と登録者数を順調に伸ばします。
「毒舌ミニマリスト」という人気シリーズも出来ました。これはしぶさんの友達の「林さん」をミニマリストに仕立て上げる、と言った内容です。
林さんは当初、様々なお店のポイントカード等を40枚も持ち歩くほど、ミニマリストとは縁遠い存在でした。
それが企画を経て、立派なミニマリストに成長しました(本人は“シンプリスト”と言って譲りませんが)。
このシリーズは、林さんの上京により2020年11月に一旦完結しています。
最後の動画「ご視聴ありがとうございました」は13万再生(2021年1月時点)を記録しており、シリーズの人気を象徴しています。
普通の人でもミニマリストになり、人生を変えられる!という過程をゼロから見られる感動の動画シリーズとなっており、非常にオススメです。
その他の動画でも、しぶさんはドンドン進化していきます。様々なミニマリストとのコラボ動画も多く、それぞれ再生回数も40~50万回の大人気となっています。
ミニマリストと一口に言っても、様々な人達がいます。モノを減らした分ガジェットにこだわるミニマリストや、ミニマルながらもオシャレな空間を創り出す女性ミニマリスト、ヴィーガン(完全菜食主義者)ミニマリストなどです。
しぶさんは専業ミニマリストですから、それらの人々とコラボし、ルームツアーやインタビューで紹介することで、ミニマリズムの素晴らしさを広めているのです。
モノは減らしても、良い人間関係は減らさない。ここにもミニマリズムの「選択と集中」が表れていますね。
しぶさんの著書「手ぶらで生きる。」にも、人間関係に関する記述があります。
人間関係は増やした方が、「いざという時のリスクがミニマルになる」という理屈です。
考えてみると、家族や恋人だけに依存する関係では、1人を失ったとたんに全ての人間関係が無くなってしまいますからね。
しぶさんのYouTubeのを通じて、気の合うミニマリストの仲間を探す、なんてのも良いかもしれませんね。
ただし、コメント欄は開放されていませんが(笑)。
ミニマリストしぶはどこに住んでるの?
ミニマリストしぶさんは、福岡県北九州市の出身で、現在の活動拠点も福岡です。
親の自己破産と離婚により、母子家庭で育ちました。
大学は落ち、最終学歴は高卒。トランク1つで日本横断の旅などを経験しています。
2017年にミニマリストとして独立するまでは、かなりの苦労があったようですね。
しかし、極貧生活とトランク1つの放浪生活が、彼のミニマリズムの根底を支えているのは間違いないでしょう。
ミニマリストになる経緯には2通りあって、それは「必要に駆られてならざるを得なかった」パターンと、「必要ではないけど自ら望んでその道を選んだ」パターンだと思います。
しぶさんの場合は前者で、言わば天然ミニマリストと言えるでしょう。その理屈で言うと「毒舌ミニマリスト」シリーズの林さんは養殖ミニマリストでしょうか。
もちろん、天然が良いとか養殖が悪いとか言うことではありません。重要なのは、ミニマリズムの「選択と集中」の考え方を人生に活かせるかどうかですからね。
しかし、必要に駆られてミニマリストになったしぶさんの言葉には重みがあります。
しぶさんは、YouTubeで収入が上がって、少ないモノで過ごす必要がなくなった今もミニマリストを続けています。
始めは望まないミニマリズムだったかもしれませんが、今では彼の代名詞であり人生の目的になっている。
「手放すプロ」が絶対に手放さない精神性…それが「ミニマリズム」ということなのかもしれませんね。
そんなしぶさんを生み出した福岡県。
ミニマリストの聖地と言っても過言ではありません。
県知事が新しいシステムの導入に意欲的で、街がドンドン発展しているようです。
スマホ1台で出来るサービスが様々に発達しており、「粗大ゴミの料金を支払うサービス」や「スマホで自転車や傘を借りられるサービス」をいち早く導入するなど、現金やモノを持たなくても生活できるシステムが充実しているようです。
ミニマリスト筆頭のしぶさんが、活動拠点に据えるのも頷けますね。
2020年の「住みたい街ランキング(大東建託調べ)」でも、福岡が横浜を抑えてナンバーワンに君臨しています。
その住みやすさから、ミニマリストに限らず、万人に人気の街なんですね。
しぶさんは外で散歩が趣味だそうですから、近くの公園や博多駅前をブラついていれば、もしかしたら会えるかもしれませんね。
服装もYouTubeと同じですから、見ればすぐにわかってしまいますね。
ミニマリストはどうしてyoutubeを始めたの?
ミニマリストしぶさんが、何故YouTubeを始めたのか?その理由は、やはり彼自身の境遇によるものです。
しぶさんは、かつてのゴミ屋敷の住人。母子家庭で苦労して育ち、ミニマリズムを駆使して人生を変えてきました。
この方法を、似たような境遇の人を救うために広めたい、という想いは当然のことと思います。
筆者も、彼のYouTubeに影響されて人生が変わった1人です。彼のYouTubeのコメント欄が開放されていた頃は、しぶさんへの感謝のコメントが多数見られました。
一方で、まだモノや執着を捨てられていない、というコメントも目立ちました。
親のゴミ屋敷を片付けたいけど出来ないとか、他人事では無いような悩みが寄せられていました。
彼の使命は、YouTubeやTwitterの発信でメッセージを届けたり、ミニマリズムの良さをもっと広めていくことです。
70億の人類すべてがミニマリストになる必要は全くありません。
しかし、ミニマリズムの根底にある「選択と集中」の考え方は、誰もが身に付けるべきものでしょう。
余計なモノや思考、執着を捨てて自分の人生に集中すること。
他人との比較や争いを捨て、己の幸せに集中すること。
ミニマリストしぶが各動画に込めたメッセージは、こう言うことなのです。
彼のYouTubeを見て、「まだ使えるものを捨てて勿体ない!」とか「部屋にモノを置きたくないって病気なのでは?」と思う方もおられるでしょう。
彼はあくまで、彼の幸せを最も追求しています。毎日同じ服を着るのも、同じものを食べるのも、部屋を白いモノで統一することも、彼が「やりたくてやっていること」です。
そのように「やりたいことに集中している」YouTubeだからこそ、しぶさんは人気があるのです。
ミニマリストは「モノを持たない人」「何でもかんでも捨てる人」ではありません。
「余計なモノだけ捨てて、やりたいことに集中する人たち」なのです。その最終目標に向かう過程で、モノや執着は自然と手を離れていくのです。
2つしか無いこの手に余計なモノを持っていたら、大切な夢を掴めないから。
何も握っていないからこそ、誰かと手を繋ぎ合えること。
そんな気付かない大切さを、しぶさんのYouTubeは教えてくれます。
手ぶらになりましょう。
人生の幸福に集中するため、心も体も縛り付ける重い荷物は手放しましょう。
そのための方法は、しぶさんのYouTubeが全て教えてくれます。