窪田製薬の子会社が「近視が治るメガネ」を開発中という記事をインターネットで見かけたので、どんなメガネなのか調べてみました。
窪田製薬の子会社が開発している「近視の治るメガネ」はメガネのいらない世界をつくる「クボタメガネ」として、開発を加速しているそうです。
禰豆子
近視が治るメガネなんて本当に作れるの!?
善逸
そんなメガネができたら、最高だね!
「近視の治るメガネ」をじっさいに開発しているのは、窪田製薬ホールディングス100%の子会社「クボタビジョン・インク」という会社です。
クボタビジョンが開発している「近視が治るメガネ」ですが、実際に近視を矯正できるそうです。
禰豆子
本当にそんなことできるの?
- 同社では効果検証をおこなった結果、眼軸長が対象眼と比較して短縮したことを確認しているそうです。
善逸
眼軸長ってなに?
眼軸長とは?近視ってどうやって起きるの?
近視とは、眼内に入った光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、網膜にピントがあわない状態を言います。 網膜に焦点を結ばない原因として、角膜から網膜までの長さ(眼球の長さ=眼軸長)が正常よりも長い場合と、角膜や水晶体の屈折力が大きすぎる場合とがあります。前者を「軸性近視」といい、後者を「屈折性近視」といいます。出典:スマイル眼科クリニック
画像で見た方がわかりやすそうですね。
視界というのは、角膜を通してはいってきた光が、水晶体により屈折され、網膜に映像が映し出されることによって、物をみたりすることがでるます。
焦点の位置が網膜になっている場合は、ものを正常にみることができるのですが、焦点の位置が短い場合は、網膜よりも前に焦点があって、正視より「眼軸長が長い」状態になり、ものを正常にみることができません。
禰豆子
さっきのメガネをかけると、眼軸長が短くなるんですよね。ということは。。。
そして、実際に「近視が治るメガネ」を使って実験をしました。
近視は、屈折性近視、軸性近視、偽近視、核性近視などに区分され、その多くは軸性近視と診断され、眼軸が伸展することによりおこるとされています。眼軸長が伸びると、眼球の中で焦点が網膜より手前に位置づけられるために、遠くが見えにくくなります。
同社では、21歳~32歳の被験者12名(アジア人7名・白人4名・ヒスパニック1名、男性9名・女性3名、球面屈折異常 -3.5D~0.0D)に対し、眼に光を用いた刺激を与えるアクティブスティミュレーションを用いた試作機である卓上デバイスで、眼軸に与える影響を検証した結果、対照眼と比較し眼軸長の短縮を確認したとのこと。
出典:ネタとぴ
近視が治るようになれば、多くの人がたのしく過ごせるようになりますね。このメガネの開発が進むように応援したいです。
クボタビジョン会長のコメント
今回、近視患者を対象とした検証で、このような予想以上に良好なデータが得られたことを大変嬉しく思います。近視を撲滅することによって、生活の質を高めることはもちろんのこと、近視によって引き起こされる失明に至る合併症を減らすことができると期待しています。我々は、世界から失明を撲滅することを目標に、まずは近視の撲滅を目指してまいります。
技術の進化でいろいろなことが可能になりそうですね。まだまだ未知数です。